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中日本高速道路株式会社

豪雨による冠水被害やトンネル火災をリアルタイムで把握し即時対応の鍵に

導入前の課題、導入のきっかけ

通報以外にどうやって情報収集するか

私たち中日本高速道路株式会社 東京支社 道路管制センターでは、事故や渋滞などの道路交通状況を把握し、お客さまに迅速に情報を伝え、各関係機関に指示・要請を出す業務を行っています。従来、パトロールカーや緊急電話(非常電話や道路緊急ダイヤル(#9910))などからの通報を基に情報収集を行っていましたが、それら以外の情報収集手段があれば、更なるお客さまサービスの向上に繋げることができると考えておりました。

そんな中『Spectee Pro』を知ったのですが、トライアル中に、高速道路脇の一般道から撮影された画像で車両火災に伴う道路構造物の損傷を覚知し、現場の状況を迅速に把握して対応することができました。このような経験から、『Spectee Pro』が配信している情報は、弊社が管理している高速道路の情報把握にとても有効であると判断し、導入に至りました。

Spectee Pro 活用例(シーン)

事故や渋滞だけでなく、自然災害発生時の状況をリアルタイムに把握

当初は、事故や渋滞発生時の情報把握を目的として導入しましたが、現在は自然災害発生時にも活用しています。東名・新東名高速道路を中心とした管轄エリア内の情報を拾うために、『Spectee Pro』の検索機能で、高速道路名や県名、その他「自動車」などのキーワードにチェックを入れ、必要な情報だけを収集できるようにしています。それにより、管轄エリアの事故、渋滞、冠水などの情報をリアルタイムで監視することができ、迅速な対応につながっています。例えば災害で道路が崩れてしまった場合、危険なので通行止めにする必要があるのですが、『Spectee Pro』の写真で実際の状況を確認してから判断できるため、正しい情報を基に適切な対応をすることが可能になります。

Spectee Pro 導入後の効果

台風10号の影響によるサービスエリアの冠水を早期確認

近年豪雨被害が増加している中で、冠水状況の把握にも非常に役に立っています。特に、2024年6月の東海地方豪雨時に新東名浜松SAで冠水が発生した際は、高速道路内の監視カメラでは冠水の様子までは確認できなかったのですが、『Spectee Pro』の写真により現場を確認し対応することができました。

トンネル火災時の迅速な対応を可能に

高速道路トンネル内で火災事故が発生した際は、トンネル内の監視カメラが火災からの煙で視界不良となってしまったのですが、『Spectee Pro』で現場の動画と写真を確認し、迅速な状況把握と対応が可能になりました。

今後の展望

より安全で安心できる、快適な高速道路に

『Spectee Pro』の導入により、事故や渋滞、災害といった情報を早期に察知し、社内で共有、迅速に対応するという流れを作ることができています。今後も、『Spectee Pro』の更なる活用により、事故や災害などに対して迅速かつ適切な対応(お客さまへの情報提供など)を行うことで、より安全で安心できる、快適な高速道路の空間を提供したいと考えています。

※2025年1月16日掲載

資料ではSpectee Proの特徴や仕組みの他、料金表をまとめております

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