株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、以下スペクティ)は、スペクティの提供する防災・危機管理ソリューション『Spectee Pro(スペクティプロ)』が、岩手県の危機管理および災害対応として、採用されましたので報告します。
『Spectee Pro』は、人工知能(AI)を活用した情報解析をもとに、災害やリスク情報をいち早く正確に「可視化」し、現場の意思決定を円滑にする、防災・危機管理ソリューションです。
TwitterやFacebookなどのSNSに投稿された情報や、気象データ、停電情報など様々な情報をもとに、自然災害、火災、事故等の発生など、緊急性の高い情報を100以上のカテゴリーでリアルタイムに配信する他、市区町村、空港や駅、観光スポット、工場や商業施設、自社の設備や事業所周辺といった対象と組み合わせて地図で表示し、「どこで何が起きているか」、「被害状況や規模はどの程度か」などを即座に確認できる、日本発の「RaaS(Resilience-as-a-Service)」として注目を集めており、多くの企業や自治体、官公庁に採用されています。
また、スペクティでは、SNSに投稿されたデマや誤情報の判定、情報の重要性の評価などを、AIで的確に解析するとともに、24時間対応の専門チームによる情報の精査・分析も合わせて行うことで、災害現場の最前線で働く方々が情報に惑わされることのないよう、万全のサポート体制を敷いています。
岩手県では、2011年の東日本大震災や、台風・豪雨の被害など、近年激甚化する災害対応にこれまで以上の多角的な情報収集が必要となっていました。そのなかで、住民からSNSに投稿される情報は、被害状況の把握に有用との考えから、AIで収集分析し、カテゴリーごと・場所ごとに表示する『Spectee Pro』を導入することになりました。
岩手県総務部総合防災室のコメント
「災害発生時に、地域によっては市町村や消防・警察などからすぐに情報を得られないところもあり、住民からSNSへ投稿される情報は、災害の初期対応に有用であると考えています。一方で、SNSはデマや誤情報、発生場所が曖昧な情報なども含まれるなど、情報の正確性が問題となっていました。『Spectee Pro』では、最初の情報から非常に高い正確性を持っているだけでなく、その後の情報精査過程で間違いの修正や重複の削除が速やかに行われ、修正部分がわかりやすく通知されるため、非常に信頼できるものだと考えています。岩手県では、AI等の技術を活用することで、より迅速な災害対応に努めて参ります。」
スペクティは、今後も『Spectee Pro』を活用して、よりきめ細やかな防災・危機管理情報の収集や地図等を使った被害状況の可視化など、自治体や企業ニーズにもとづき、業界標準の危機管理ソリューションとして提案してまいります。