防災テックベンチャーの株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、以下「スペクティ」)は、中国電力株式会社(本社:広島県広島市、以下「中国電力」)を引受先として、第三者割当増資を実施しましたことをお知らせします。
スペクティは、国内シェアNo.1の防災・危機管理ソリューション『Spectee Pro』を通じてSNSや気象データ等から解析した災害情報をリアルタイムに配信する他、河川や道路カメラから、衛星データなどを活用したAIによる解析・予測情報を提供しています。現在、多くの自治体や企業で、防災やBCP、交通や物流の安全やサプライチェーンのリスク管理などを目的に導入が進んでいます。
スペクティと中国電力は、今年も全国各地で大きな被害をもたらしている線状降水帯による集中豪雨など、近年多発する災害に迅速に対応するため、特に中国地方の地域自治体や企業への『Spectee Pro』の導入を推進し、防災を通じた持続可能な社会の構築に貢献していきます。
■中国電力 経営企画部門 エネルギア創造ラボ長 岡成健司コメント 当社が事業基盤とする中国地方でも、2018年の西日本豪雨や今年の集中豪雨など、広範囲に甚大な被害をもたらす災害が多発しており、災害発生時の迅速な状況把握と復旧対応が大きな課題となっています。スペクティ社が提供する『Spectee Pro』は、SNSから解析した災害情報をリアルタイムに提供しており、迅速な災害対応に役立つサービスです。当社としましては、今回の出資を機に、当社グループでの活用に加え、中国地方の自治体や企業への紹介も進めていきたいと考えています。
■『Spectee Pro』について スペクティが提供する『Spectee Pro』は、人工知能(AI)を活用した情報解析をもとに、災害やリスク情報をいち早く正確に「可視化」し、現場の意思決定を円滑にするクラウドSaaS型の防災・危機管理ソリューションです。SNSに投稿された情報や、気象データ、停電、交通などの様々な公共情報、河川カメラなどの映像解析をもとに、自然災害、火災、事故等の発生や被害状況など、緊急性の高い情報を100以上のカテゴリーでリアルタイムに配信する他、それらを、市区町村、空港や駅、観光スポット、工場や商業施設、自社の設備や事業所周辺といった対象と組み合わせて地図で表示し、「どこで何が起きているか」、「被害状況はどの程度か」などを即座に確認できます。すでに多くの企業や自治体、官公庁等で導入されて、災害時の危機管理として欠かせないソリューションとなっています。