防災テックベンチャーの株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、以下「スペクティ」)は、AIを活用して大雪時の車両滞留の早期検知をする技術提案が、福井県が実施している「CO-FUKUI(コーフクイ)未来技術活用プロジェクト」に採択され、このたびプロジェクトを開始しましたことを報告します。
■本プロジェクトの背景と概要
近年、冬期の豪雪や吹雪による雪害や大規模なスタックが発生したり、普段は雪の降らない地域でも豪雪災害に見舞われたり、毎年のように雪害が発生しています。福井県では平成30年2月豪雪において、立ち往生車の発生により、国道8号に約1,500台もの車両が長時間にわたり滞留し、県民生活に大きな支障をもたらしました。
県の従来の雪害対策においては、車両の滞留状況は各所からの報告を待つことしかできず、迅速な状況把握に大きな課題を抱えていました。
そこで本プロジェクトでは、プローブデータ(自動車の走行位置、速度等)や、過去の車両滞留が発生した箇所の情報、気象情報、SNS投稿情報をもとに、AIによる検知モデルの構築及びモデル検証をし、冬期における車両の滞留(スタック)をより迅速に検知・可視化することにより、限られた人員体制での雪害対策の効率化を目指します。
※ 2022年2月28日(月)までにAIによる検知モデルの構築及びモデル検証を行う予定です。
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