- 民間企業
精密機器メーカーA社様
「迅速・効率的な初動対応が可能に。被害状況把握や分析にも活用」
導入前の課題、導入のきっかけ
サプライチェーンの逼迫と混乱
新型コロナウイルスの流行に伴ってサプライチェーンの逼迫と混乱が続いています。そんな中、弊社でも急に部材の到着が遅れるケースが複数発生し、その都度生産計画の引き直しを迫られることで問題意識が高まっていました。安全在庫を積み増す等の対策は施しましたが、本質的な解決策とは言えず、コロナ後のニューノーマルに向けて、サプライチェーン・リスクマネジメントを意識から含めて刷新することがトップダウンで決定されました。様々なソリューションを検討しましたが、発生したインシデントを一刻も早く知ることで、少しでも早く対策が打てる、それによって競争優位を作りだせるという点に魅力を感じ、トライアルから導入をスタートすることにしました。
Spectee Pro 活用例(シーン)
工場・物流拠点・港湾など
サプライチェーンにおける要所をウォッチ
活用シーンは大きく2つに分かれます。1つは、弊社やメインサプライヤーの工場・物流拠点などを地図上で拠点登録し、その付近で何か事故や事件が起きた時に担当者にアラートが飛ぶようにしています。もうひとつは、弊社は海上輸送がメインなため、国内・海外を含めた港湾の情報をチェックしています。新型コロナウイルスの流行後、港湾業務が滞ることが頻発しており、そういった情報をいち早く手に入れることが目的です。
Spectee Pro 導入後の効果
能動的なサプライチェーン・リスクマネジメントに
何か問題が起きた時に、情報が入ってきてから対策を取るのではなく、積極的にリスク事象に関する情報を取りに行く、能動的なサプライチェーン・リスクマネジメントが実現できつつあると考えています。最近、弊社と取引がある倉庫会社の隣の倉庫で大規模な火事があり、すぐに弊社在庫に影響が及ばないかの確認をしました。取引先担当者からはどうしてそんなに早く知れたのですかと驚かれました。
今後の展望
グローバルへの展開
弊社はグローバルにサプライチェーンが広がっており、地域本社がそれぞれのエリアのサプライチェーンのマネジメントに責任を持っています。Spectee Proは海外の情報も詳細に取れ、今後も充実していく方向と聞きましたので、グローバルに一元的にリスク事象を把握することができるような体制に持っていくことを構想しています。