- 民間企業
物流会社B社様
物流における自然災害のリスクを低減
導入前の課題、導入のきっかけ
自然災害リスクに対処
2021年の夏、西日本で大変な豪雨があり、弊社の九州の拠点が浸水被害を受けてしまいました。現場の状況がもっとつかめていれば、大切な設備などは別の拠点に動かせたのにと悔やまれました。また、最近は災害の多発化・激甚化が言われていますが、毎年のように各地で大雨や大雪があり、南海トラフ地震や首都直下型地震の発生確率が高まるなど、自然災害の脅威が増しているのを感じています。そうした災害に対する打ち手・リスク低減策を準備することが経営課題として浮上しました。そんな時にSpectee Proを知ってトライアル導入し、効果を実感して本導入となりました。
Spectee Pro 活用例(シーン)
物流拠点とそこに迫る災害を“見える化”
弊社が持つ物流拠点は多数ありますが、それらを全て拠点として登録し、火災や交通事故などが発生していないかどうかを日常的にチェックしています。また、大雨や大雪などの災害が迫った際はマップ表示にして、気象情報や交通渋滞の情報、ハザードマップを重ねることで、その地域の状況を把握するようにしています。幸いまだ直接被害を受けるようなケースは起きていませんが、例えば浸水の可能性がある拠点から、標高の高い拠点に、一時的に荷物や設備などを避難させるというような意思決定ができると考えています。
Spectee Pro 導入後の効果
立体的な状況把握に効果
これまではテレビ報道やインターネットサイトの情報を見ながら、手探りで自然災害に関する情報を集めており、人手がかかるとともにスピード・網羅性ともに限界がありました。Spectee ProではSNSの情報だけでなく、そこに他の情報を重ね合わせることによって、現場の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるところが素晴らしいです。以前の情報収集体制に戻ることは考えられません。
今後の展望
より高度な物流リスク管理ソリューションへ
弊社は、別のソリューションを使って、配車管理や、実際に運送をしている車の動態管理を行っています。リスク事象の情報はそうしたシーンにも活用できるものですので、他のソリューションとの連携や、代替ルートの提案など、今後はより高度な物流リスク管理ソリューションに成長していってくれることを期待しています。