• 民間企業

丸紅株式会社

グループ会社の事業所などの拠点情報を登録することで、発生した災害・事故に影響を受けそうな拠点を把握

導入前の課題、導入のきっかけ

災害時は社内で情報が錯そうし、網羅的に把握することが難しかった

私たちが所属する総務部BCM・全社保険統括課は2022年4月に新設されたチームです。丸紅グループのBCM(事業継続マネジメント)や会社として必要な保険管理業務などを担っています。

BCMに関する業務としては、丸紅グループ会社のBCM体制構築支援や社員の防災意識の向上、災害時の情報収集や緊急対策本部の運営訓練などです。
以前から災害時のリスク情報収集には課題を感じていました。
有事にはいち早く情報をとりまとめ、社内関係者に共有する必要があるのですが、特に災害時は社内で情報が錯そうし、我々のチームで情報を網羅的に把握することが難しかったからです。

情報を一極集中できる仕組み構築をお付き合いがあるBCPコンサルティング会社の方に相談したところ、世界中のリスク情報をリアルタイムに収集することができる『Spectee Pro』をご紹介いただき、導入しました。

Spectee Pro 活用例(シーン)

グループ関連拠点の登録とキーワード検索機能で、影響があるリスク情報を収集

多数ある当社グループ関連の拠点を『Spectee Pro』上に登録しています。 これにより拠点付近で起こったリスク情報のみを自動的に収集することができます。
また災害時には『Spectee Pro』で配信されるリスク情報の中から、キーワードや場所などの検索機能を活用して特に当社グループに関連がある情報を中心に確認しています。

取引先の工場火災をいち早く覚知

当社グループ拠点周辺の工場で爆破事故が発生しているのを『Spectee Pro』で一般ニュースよりも早く知ることがありました。
結果的に当社グループ拠点から距離があり、緊急性についてはそれほど高くありませんでしたが、我々が把握したリスク情報を社内関係者に共有することで、状況確認のきっかけをつくることができたのは意味があることだと思います。

Spectee Pro 導入後の効果

リスク情報を一極集中できる体制・社内の報告ルートの整備が前進

初動対応は最初の数時間が肝となります。
グループに影響がありそうなリスク情報を一か所にいち早く集め、グループ内の適切な部署・担当者に共有・報告できる体制の構築・強化に日々取り組んでおります。

『Spectee Pro』によって、SNS等の情報が情報源として加わったことで、速報性が高く、ニュースや社員からの情報提供では把握しきれない情報を活用できるようになりました。

また、グループ会社の事業所などの拠点情報を『Spectee Pro』に登録することで、発生した災害・事故に影響を受けそうな拠点を把握することができます。
これにより、他部署への確認依頼も、「何があったか調べて欲しい」というから、「どこの拠点に影響が出そうな、このような事象があったので確認して欲しい」とより具体的になり、連携がスムーズになりました。

『Spectee Pro』等の外部サービスの導入により、社内の報告体制の整備は進みました。 2024年1月1日16時頃に発生した能登半島地震でも、チーム内でメールやMicrosoft Teamsを使い連絡を取り合い、対応できるメンバーで被災地域にある拠点を確認し、当日中には社内関係者に当社グループの被害状況などを報告することができました。

今後の展望

今後は海外拠点のリスク管理などにも活用したい

現在は国内のリスク情報のみを収集し、グループ内に共有・報告していますが、我々はグローバルなビジネスを行っています。
『Spectee Pro』は海外情報も配信していますし、今後は海外拠点のリスク管理などにも活用したいと思います。

より適切な初動対応につなげられる様、引き続き取り組みを進めていきます。

資料ではSpectee Proの特徴や仕組みの他、料金表をまとめております

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