防災・危機管理サービスを提供する株式会社Spectee（東京都千代田区、代表取締役：村上建治郎、以下「スペクティ」）は、不確実性の高い時代のサプライチェーン・リスクマネジメントに対応する新しいクラウド型サービス「Spectee Supply Chain Resilience」（以下、『Spectee SCR』）を、2023年11月30日から提供開始します。
『Spectee SCR』では、製造業などのサプライチェーンを見える化するとともに、サプライチェーンに影響を及ぼすあらゆる危機情報をリアルタイムに収集・分析し、生産への影響を迅速に把握することが可能になります。
・サービスリリースの背景：サプライチェーンリスクの多様化
近年、自然災害や事故、大規模な山林火災や感染症、テロや戦争などの地政学的な影響、さらにサイバー攻撃などによる通信やITシステムへの被害など、全世界でサプライチェーンに影響を与えるリスクが多様化し、増加しています。
このような状況下で、多くの企業において、強靭なサプライチェーンを構築するためのサプライチェーン・マネジメントは経営課題の最重要事項となっています。
スペクティは、2014年よりAIを活用した防災・危機管理サービスを提供し、多くの自治体、官公庁、企業などで災害対応やBCP（事業継続計画）などを目的に活用が進んでおります。
その中で、近年のサプライチェーン・リスクの多様化・増加を受けて、お客様より、「災害や事故が発生した際に、サプライヤーの被害状況や製品・部品の納期への影響も把握したい」という声が多く寄せられました。
そこで、スペクティでは、これまで培ってきた危機情報の解析技術をもとに、サプライチェーンのリスク情報やそれによる生産への影響などを可視化する機能を強化した、新しいサプライチェーン・リスクマネジメント・サービスを提供することとなりました。
・『Spectee SCR』概要
『Spectee SCR』は、サプライチェーンに影響を与えるあらゆる危機を瞬時に可視化するサプライチェーンリスクマネジメントプラットフォームです。
SNS・気象データ・全世界のローカルニュースや地政学リスク情報などさまざまな情報をもとに、インシデント発生によるサプライヤー周辺で起こる危機をリアルタイムに覚知し、お客様のサプライヤーの被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。
①全世界のインシデント発生を即時に覚知
自然災害、事故、地政学リスクなど、世界中で発生するさまざまな危機を、SNS・気象データ・警報・全世界のローカルニュース・港湾や空港等の情報をもとにリアルタイムで覚知し、お客様のサプライチェーンに関わる危機を把握できます。
②サプライヤーのつながりを把握できるマップ＆ツリー機能
各サプライヤーの拠点情報や取り扱う製品・部品について、N次の階層ごとに、つながりをマップやツリー表示などで把握。発生するインシデントと、拠点や製品情報を自動で紐づけてリスクを可視化します。
③サプライヤーの被害や生産への影響を自動収集
インシデント発生時に自動的にサプライヤーの被害状況を収集。納期への影響など、起こりうるリスクを自動分析。取引先からの報告情報をスピーディに取りまとめて事業影響レベルを見極め、初動対応の意思決定を迅速化します。
https://spectee.co.jp/service/specteescr/
・「サプライチェーンの未来展望」をテーマにしたオンラインカンファレンス「Supply Chain Future Experience (SFX) 2023」を12月8日に開催
スペクティでは、有識者や業界リーダーによるトークセッション、さらに新進気鋭のスタートアップによるピッチなど、サプライチェーンの未来を考えるオンラインカンファレンスを12月8日に開催します。
スペクティのサプライチェーン・リスク管理の新サービス『Spectee SCR』の概要についても、本カンファレンスにて紹介します。
■オンラインカンファレンスの申し込みはこちらより（参加費無料）
「Supply Chain Future Experience (SFX) – サプライチェーン・マネジメントの未来展望」
12月8日（金）11:00〜16:55（オンライン開催、見逃し配信あり）
カンファレンスの概要及びお申し込みページ：https://supplychain-x.com/
■スペクティ会社概要
「危機を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなどのさまざまなデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。AIリアルタイム危機管理サービス『Spectee Pro』は、2023年10月末時点で980を超える企業・自治体等でご利用いただいています。
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