防災テックベンチャーの株式会社Spectee(読み方:スペクティ、本社:東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、以下「Spectee」)は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)傘下のアジア太平洋災害情報マネジメント開発センター(以下「APDIM」)が開催した「Regional Expert Group Meeting on Advancing Disaster Resilience: Harnessing Data, Technology, and Policy for a Safer Tomorrow」(開催地:タジキスタンの首都ドゥシャンベ、開催期間:2023年12月7日~8日)に、APDIMの要請を受け出席しました。
本会合は、年に一度のAPDIM運営評議会と同時に開催されたもので、防災を進化させてより安全な明日を実現するために、いかにデータやテクノロジー、政策を活用していくかについて議論するものです。会合は大きく2つのセッションに分かれ、1つ目は「シナジーの構築:データドリブンの意思決定と政策設計を通じ、テクノロジー・政策・アクションをいかに連携させるか」をテーマに、2つ目は「レジリエンスを促進する:災害情報マネジメントにおける新しいテクノロジーとスタートアップ企業の力」をテーマに掲げ行われました。
Specteeは、2つ目のセッションにて、日本においてAIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro(スペクティ プロ)」が防災の現場を変革している現状や、国際協力機構(JICA)のプログラムのもとフィリピンにおいて進めているフィージビリティ・スタディの進捗についてプレゼンテーションしました。AIという先進技術を活用したソリューションが実際に広く現場に導入されている点が高く評価され、会合参加者からは技術的なチャレンジや今後の世界展開について多くの質問をいただき、有意義なディスカッションを行うことができました。
気候変動により自然災害による危機が高まるなか、防災は国境を越えて知見を共有したり、協力したりすることが今後より大切になると考えられます。スペクティは国際的な防災レジリエンスの向上にこれからも積極的に貢献して参ります。
会合の詳細についてはこちらのレポートをご覧ください。
https://spectee.co.jp/report/tajikistan_20231207/
■ 株式会社Spectee(スペクティ)について
「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、自動車のプローブデータやライブカメラなどのさまざまなデータから災害や事故などの危機情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
「Spectee Pro(スペクティ プロ)」は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、ライブカメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できる防災・危機管理サービスです。お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができます。2023年10月末時点で980を超える企業・自治体等でご利用いただいています。
また、2023年11月には製造業などのサプライチェーン・リスクマネジメントに対応した『Spectee Supply Chain Resilience(Spectee SCR)』の提供を開始しました。製造業などのサプライチェーンを見える化するとともに、SNS・気象データ・全世界のローカルニュースや地政学リスク情報など様々なデータをリアルタイムに解析し、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、サプライヤーの被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。
プレスリリースはこちらからお読みいただけます。