株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、読み:スペクティ、以下「Spectee」)と、大阪府豊中市・吹田市に跨る千里ニュータウン地域を中心に放送するコミュニティFM放送局「FM千里」は、相互連携し、災害や事故など地域情報の収集・配信の強化に向けて協力することで合意しました。
また、Specteeは、全国のコミュニティFM放送局との連携協定が、30都道府県68社を突破したことをお知らせいたします。今後もコミュニティFMの放送を通してより多くの地域へ防災情報を届け、危機に強い社会作りを目指します。
■背景
コミュニティFMは、平成4年に地域に密着した情報の発信を通じて地域活性化へ寄与することを目的に制度化されました。
市町村と放送事業者間の災害協定により、災害発生時において、自治体が発表する情報をリアルタイムに提供可能なことや臨時災害放送局へスムーズに移行可能なことから、近年、地域に根ざしたコミュニティFMは、災害時の情報収集手段として注目されるようになり、避難場所や被災者の安否確認、食料・飲料水の供給状況などの情報に信頼を寄せる人が増えています。
一方で、コミュニティFMは2024年12月時点で341局(※1)ありますが、少人数で運営している場合も多く、災害時に地域の情報を的確に把握することに課題を抱えている事業者も少なくありません。このような背景から、Specteeは現在全国60局以上のコミュニティFMと連携を行い、AIリアルタイム危機管理サービス『Spectee Pro』を通して災害情報を提供することで地域の防災力向上に貢献しています。
※1 日本コミュニティ放送協会「コミュニティ放送の現況について 令和5年12月6日版」より
■協力内容
Specteeは、AIリアルタイム危機管理サービス『Spectee Pro』を通して、災害や事故などの危機情報を提供します。『Spectee Pro』は、整理された正確な危機情報をリアルタイムに取得し、詳細な位置情報も特定することが可能です。これにより、地域の人々に有用な情報を提供することができます。
「FM千里」では『Spectee Pro』から得た危機情報を放送し、聴取者からのメールなどによる情報をSpecteeと共有することで、互いの情報精度を高め、地域に根ざしたきめ細かな情報発信に役立てていきます。
■『Spectee Pro』について
SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。
お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。
■株式会社Specteeについて
Specteeは、「危機を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなど様々なデータからの災害・リスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO村上 建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:https://spectee.co.jp