2025.10.03
イベント情報

Spectee COO 根来諭がアジア最大級の適応プラットフォーム「第9回APANフォーラム」に登壇

防災・危機管理テックスタートアップの株式会社Specteeは、取締役 COO 海外事業責任者である根来 諭が、このたび第9回アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)フォーラムに登壇したことをお知らせします。

第9回アジア太平洋気候変動適応フォーラム(9th Asia-Pacific Climate Change Adaptation Forum, APAN Forum)が2025年9月29日から10月3日にかけて、タイ・バンコクにある国連会議場で開催されました。本フォーラムは国連アジア太平洋経済社会委員会 (UNESCAP)、アジア開発銀行 (ADB)、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク (APN)による共催で、日本の環境省の支援を受け、国連環境計画 (UNEP) およびAPAN事務局によって運営されたものです。

本イベントは、アジア太平洋地域における気候変動適応に関する最大級のものであり、研究者、政策立案者、実務家などが一堂に会し、知識や経験の共有、協力関係の構築を目指すものです。今回のフォーラムのテーマは「すべての人のためのレジリエンス:変革的適応の触媒(Resilience for all: Catalyzing transformational adaptation)」です。従来の段階的な適応策だけでは不十分であるという認識のもと、社会経済システム全体の大きな変革を促す「変革的適応」に焦点を当て、議論を深めました。

 

スペクティからはCOOの根来が「Harnessing Adaptation Tools, Early Warning Systems, and Public–Private Partnerships to Unlock Climate Finance and Build Resilience(適応ツール、早期警戒システム、そして官民連携を活用し、気候変動資金を動員してレジリエンスを構築する)」をテーマとしたセッションに登壇しました。防災対応においては官の力だけでは十分でなく、民間の力を活用することが求められており、「PPP : Public–Private Partnership(官民連携)」の重要性が叫ばれています。スペクティがJICAや環境省、経済産業省と進めているアジア展開はPPPのひとつの形であり、その知見を共有させていただきました。

 

■株式会社Specteeについて​

「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。AIリアルタイム防災・危機管理サービス『 Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ企業、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。また、昨年より『Spectee Pro』の海外市場への本格展開をスタートし、フィリピンでは既に中央官庁及び地方自治体に120ライセンス以上導入されています。製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee SCR』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、 納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。また2025年8月26日には、より低コストですぐに始められる『スマートリスク管理』を発表しました。

<会社概要>

本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階

代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎

設立:2011年11月11日

公式サイト:https://spectee.co.jp

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