• 公共機関
  • 官公庁・地方自治体

石川県庁

“信頼できる情報”で能登半島地震における的確な情報把握と初動対応を実現

導入前の課題、導入のきっかけ

大規模な豪雨災害時、広範囲のリアルタイムな情報収集が課題に

令和4年8月に石川県小松市で豪雨災害が発生した際、被災状況把握のため関係各所から情報収集を行いましたが、リアルタイムでの広範囲な情報収集は非常に困難で、課題が残りました。災害時の被災エリアの状況を迅速に把握するためにはSNSからの情報が不可欠であると考えました。一方で、SNSについては、偽の情報など不安な部分も多くありました。そんな中、『Spectee Pro』であれば職員の負担なくフェイク情報を除外できると知り、また県総合防災情報システム(EYE-BOUSAI)との連携が可能であること、画面が見やすいことなどもあって、導入に至りました。

『Spectee Pro』 活用例(シーン)

能登半島地震で被災地の様子をいち早く確認

令和6年の元日に発生した能登半島地震の際、被災エリアの状況が見えにくい中、『Spectee Pro』から提供された写真や動画により、被災状況を迅速に把握することができました。実際の被災の様子を視覚情報で得ることで危機感を持って対応できたことが非常に良かったと感じています。
また、当時、「Xの情報を見た」という通報が県にもあがってきましたが、それ自体の真偽もわからない中、『Spectee Pro』の情報はフェイク情報が除外されて提供されることから、「Specteeからの情報を信頼しよう」と思えることが一番安心感に繋がりました。“信頼できる情報”を関係者と共有することで、迅速な初動対応につながったと考えています。

能登半島の豪雨災害時に刻々と変化する被害状況を把握

『Spectee Pro』では、災害情報が第一報、第二報という形で順次最新の情報に更新されていきます。そのため、令和6年9月に能登半島で発生した豪雨災害の際には、被害が徐々に拡大していく様子をリアルタイムで把握し、状況に応じた適切な支援決定に役立てることができました。また、令和5年の年末に起きた大雪の際には、『Spectee Pro』で実際の降雪状況を確認したり、断水、事故、倒木による断線などの様々な情報を収集し、それらをもとに職員の配置体制を整えることができました。

『Spectee Pro』 導入後の効果

デマが排除された正確な情報を意思決定に活用

『Spectee Pro』導入前もSNSで被害状況を確認することはありつつも、情報が多すぎて、どれが正確な情報か判断するのが難しかったですが、導入後は、デマが排除された信頼性の高い情報を災害時の意思決定に活用できるようになりました。『Spectee Pro』ではフェイク情報は除外され、フェイクと判明した情報はデマであると明確に表示されるため、安心して利用できます。SNSの情報に関しては『Spectee Pro』のみを信じようと思えるくらい、導入して良かったと思います。

関係者の時間と労力を削減

導入前は、大雨時の河川の状況などを現地に電話して確認していましたが、導入後は『Spectee Pro』を見るだけで即座に把握できるようになりました。これにより、私たちだけでなく、情報提供者も含めて時間と労力を節約できています。情報受取のステップを省略し、初動対応を迅速に行うことが可能になりました。

音声アナウンスで皆が事象を認識できる

執務室のモニターで常に『Spectee Pro』を表示しているのですが、事象が発生すると音声アナウンスが鳴るので気づきやすく、その場にいる人が共通認識を持てるのが良いと感じます。また、同じ場所での事象は「〇〇報」という形で更新されていくので、非常に分かりやすいです。

今後の展望

『Spectee Pro』を有効活用するための体制を強化したい

『Spectee Pro』で収集した情報の活用方法は、今後の災害対策において極めて重要だと考えています。例えば、EYE-BOUSAIとの連携による効率向上など、積極的に取り組むための体制を整えていきたいと思っています。

※2025年5月22日掲載

資料ではSpectee Proの特徴や仕組みの他、料金表をまとめております

サービス概要/料金表/無料トライアル申込

お電話でも承ります。

03-6261-3655

お問い合わせ時間:平日 9:00〜17:30

営業目的のお電話は一切受け付けておりませんのでご了承ください。