2024.04.03
プレスリリース

Spectee、製造業における「サプライチェーン強靭化」調査 リスク事象の把握とサプライチェーン可視化の課題が浮き彫りに 〜約半数が強靭化の重要性を認識するも、リスク対応の人員や予算について現場と経営層のギャップが明らかに〜

 防災テックスタートアップの株式会社Spectee(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:村上 建治郎、以下「スペクティ」)は、​​製造業にお勤めの経営層とサプライチェーンに携わる業務担当者を対象に、「サプライチェーン強靭化」に関する調査を実施しました。

 近年、世界中でサプライチェーンに影響を与えるリスクが多様化し、増加する中、さまざまなリスクに対して柔軟かつ早急に対応するためには、これまで取られてきたような対応に留まらず、日頃からサプライチェーンの可視化・把握を進めて強靭化することで、持続的なグローバルサプライチェーンを確立することが不可欠となっています。

 そこで今回、民間企業の多くに防災・危機管理ソリューションを提供するスペクティ(https://spectee.co.jp/)は、製造業にお勤めの経営層とサプライチェーンに関わる業務の担当者合計200名を対象に、「サプライチェーン強靭化」に関する調査を実施しました。

  • 調査結果トピックス

 ①約半数が「サプライチェーン強靭化の重要度が上がった」と回答
 ②サプライチェーンの阻害要因で最多は「自然災害(地震)」
 ③約4割が「リスク事象の影響範囲の把握に時間がかかった」と回答
 ④現在重要視するリスクは「地政学リスク」や「サイバー攻撃」よりも「自然災害」との結果に
 ⑤サプライチェーンリスクに対応する人員や予算について現場と経営層のギャップが浮き彫りに
 ⑥今後はリスク事象の把握とサプライチェーンの可視化が求められる

※プレスリリースの詳細はこちらをご覧ください
https://spectee.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/db4340806aa737720a112bc8d8196aa9.pdf

 

  • 調査結果(一部抜粋)

 ◆約半数が「サプライチェーン強靭化の重要度が上がった」と回答

はじめに、「この1年で、サプライチェーンを強靭化することの重要度は変化しましたか?」と質問したところ、『重要度が上がった(48.5%)』と回答した人が最も多くなりました。
約半数の方が重要と回答する形となり、多くの方がサプライチェーンの強靭化を重要視していることがわかります。

◆約4割が「リスク事象の影響範囲に時間がかかった」と回答

 現代のサプライチェーンは非常に複雑化・多層化しているため、サプライチェーンを阻害するリスク事象が起きた際に、自社にどのような影響がでるか把握することに苦労した方が多いようです。

◆リスク事象に対応するための人員や予算は不足している

経営層と社員の回答を比較すると、社員は「人員も予算も足りていない」(37%)と答えた人が最多ですが、経営者・役員クラスは「人員も予算も十分に足りている」(30%)との答えが最多であり、現場と経営の間で大きなギャップがあることもわかりました。

  • 調査概要

調査名称:サプライチェーン強靭化に関する調査
調査方法:インターネット調査(調査会社:株式会社クロス・マーケティング)
調査期間:2024年2月29日(木)〜3月3日(日)
調査対象者:従業員500人以上の製造業に務める経営層50名、サプライチェーン業務に関与・または興味のある社員150名

  • サプライチェーンの危機を可視化する『Spectee SCR』

 『Spectee Supply Chain Resilience(Spectee SCR)』は、サプライチェーンに影響を与えるあらゆる危機を瞬時に可視化するサプライチェーンリスクマネジメントプラットフォームです。
 SNS・気象データ・全世界のローカルニュースや地政学リスク情報などさまざまな情報をもとに、インシデント発生によるサプライヤー周辺で起こる危機をリアルタイムに覚知し、お客様のサプライヤーの被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

①全世界のインシデント発生を即時に覚知
 自然災害、事故、地政学リスクなど、世界中で発生するさまざまな危機を、SNS・気象データ・警報・全世界のローカルニュース・港湾や空港等の情報をもとにリアルタイムで覚知し、お客様のサプライチェーンに関わる危機を把握できます。

②サプライヤーのつながりを把握できるマップ&ツリー機能
 各サプライヤーの拠点情報や取り扱う製品・部品について、N次の階層ごとに、つながりをマップやツリー表示などで把握。発生するインシデントと、拠点や製品情報を自動で紐づけてリスクを可視化します。

③サプライヤーの被害や生産への影響を自動収集
 インシデント発生時に自動的にサプライヤーの被害状況を収集。納期への影響など、起こりうるリスクを自動分析。取引先からの報告情報をスピーディに取りまとめて事業影響レベルを見極め、初動対応の意思決定を迅速化します。

『Spectee SCR』サービスサイト(サービス詳細やお問い合わせはこちら)
https://spectee.co.jp/service/specteescr/ 

  •  株式会社Spectee(スペクティ)について

 「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなどのさまざまなデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、ライブカメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理、物流やサプライチェーンのリスク管理などを目的に、官公庁、自治体、報道機関、交通機関、通信会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。
 2023年11月には製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』の提供を開始しました。製造業などのサプライチェーンを見える化するとともに、SNS・気象データ・全世界のローカルニュースや地政学リスク情報など様々なデータをリアルタイムに解析し、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、サプライヤーの被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。
 また、同技術を活かし、世界の報道機関やメディア企業に向けたUGC配信事業に取り組んでいます。

 

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