2025.04.09
プレスリリース

大手輸送機器メーカー「豊田合成株式会社」への『Spectee Pro』導入事例を公開〜国内外数千社のサプライヤーに影響するリスクをスピーディに把握〜

防災テックスタートアップの株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、読み:スペクティ、以下Spectee)は、提供するAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』の豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、取締役社長・CEO:齋藤 克巳、以下豊田合成)の導入事例を、公式サイトにて公開したことをお知らせいたします。

導入事例URL:https://spectee.co.jp/case/toyoda-gosei/

※下記、豊田合成様への導入事例インタビューの内容を一部抜粋しています。

■『Spectee Pro』導入前の課題、導入のきっかけ

数千社の取引先管理の効率化が各部署の共通課題

当社は車のハンドル、エアバッグなどのセーフティーシステム製品、コンソールボックス、ラジエターグリルなどの内外装製品、フューエルホース、エンジンカバーなどの機能部品、ウェザストリップなどのシーリング製品を生産し提供する輸送機器メーカーです。

また、自動車以外の製品の企画・販売も行っています。関係する取引先は幅広く2次以降も含めると国内外合わせて数千社にもわたります。

そのため、サプライチェーン上のリスクや異常などの災害情報を正確かつ迅速に入手し対応することが求められます。

以前は災害が発生した際、各種報道から情報を入手して対応していたため、情報展開と関係先の把握に苦労していました。

また、夜間および休日には、平日以上に時間を要していました。

解決策を模索している中で「Spectee Pro」を知り、取引先を事前に登録すれば、災害が発生したエリアに取引先が存在する場合は、瞬時に通知が届くことに非常に魅力を感じました。

通知機能に加えて、地震の場合は震度5弱以上、水害の場合は気象庁の警戒レベル5、火災の場合は100m圏内など、災害のレベルや発生場所からの距離を抽出条件として設定・変更ができることも、社内で評価されたポイントでした。

一定期間、関係部署で試行を行った結果、「これは使える!」との感触を得て導入に踏み切りました。

 

■『Spectee Pro』活用例(シーン)

能登半島地震でも取引先の被災状況を可視化

2024年元日に発生した能登半島地震の際は、社員が休暇中であったにもかかわらず、「Spectee Pro」を通じて、取引先の被害状況を迅速に把握することができました。

発生1分後に地震情報と震度5弱以上の地域に在る対象取引先の通知が届いたことで、1時間後には90件以上の取引先の周辺地域に関する画像や動画を確認でき、被害状況を把握できました。

これにより、的確に初動対応ができたことは大きな成果でした。

 

海外リスクに関する情報を迅速に入手

「Spectee Pro」は気象情報のほか、テロ等の海外危機情報を各種報道よりも迅速に入手することができます。

入手した情報を分析し、海外拠点と情報共有する時間も速くなりました。

 

■今後の展望

南海トラフ地震などの大規模災害に備え、災害時の初動対応をより迅速に

「Spectee Pro」の導入により、情報収集から社内展開、災害リスクの影響懸念のある登録拠点の情報授受、情報共有のシステムは構築できています。 

今後は拠点登録の拡充を進め、災害時の初動対応をより強化していきます。

 

■『Spectee Pro』について

 『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。

お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。

なお、地方自治体では、全国の自治体で導入されており、都道府県庁では約7割導入されています。

 

 

■株式会社Specteeについて​

株式会社Spectee

 「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。

 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。

 また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

<会社概要>
本社:〒102-0076​ 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階
代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎
設立:2011年11月11日
公式サイト:https://spectee.co.jp

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