“左手のないサル”の脅威的な移動距離を可視化する

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東京都の葛飾区や足立区などで左手のないサルが連日目撃され、話題になっています。同一の個体であるかどうか確かではありませんが、このサルは昨年の10月以降、東京や神奈川などかなりの広範囲で目撃例が相次いでおり、かなりの距離を移動しているものと思われます。なぜ左手がないのか、事故なのか生まれつきなのかはわかりませんが、体の一部を失いながら野生生物として生き延びていることから、高い適応能力がうかがえます。もしかしたら人里に近いところを移動することで食べ物を確保しているのかもしれません。

下図では、Spectee Proが捉えたSNS上の”左手のないサル”の目撃例を地図上にプロットし、移動距離を可視化しています。2024年10月10日の東京都国立市での目撃を皮切りに、北は埼玉県の久喜市や東松山市、西は河口湖にまでその移動は及び、特に三浦半島や小田原のあたりに長く滞在していたことがわかります。数日間でかなりの距離を動いている期間もあり、どのような目的でこれだけの長距離移動をしているのか興味深い所です。

左手がないことで「助けてあげたい」という気持ちが起きるのは自然なことですが、安易に接触すると生態系を乱す懸念や、怪我や感染症のリスクがあります。観察する際は遠くから見守り、必要に応じて警察等に通報すべきかと思います。

最後に、SNSの投稿から現場の様子がよくわかるものをピックアップしてご紹介します。


(根来 諭)
March 05, 2025


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