レポート

【速報】SNSに見る、四国を襲った地震(2024年4月)

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4月17日23時14分ごろ、愛媛県・高知県で最大震度6弱を観測する強い地震が発生しました。気象庁によると、震源地は豊後水道で震源の深さはおよそ40km、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定されます。地震による被害ですが、人的被害は大きくないものの、建物にひびが入ったり屋根瓦が落ちたり、また水道管の破裂や鉄道が運行見合わせとなるなどインフラへの影響が出ています。

今回の地震で特徴的だったのは、気象庁が会見を開き、今回の地震に関して「地震の規模が南海トラフの発生を検討する基準以下の地震だと考えている」と発表した点です。地震発生のメカニズムとして、フィリピンプレートの内部で発生した地震であり、プレートの境界で起きる南海トラフ地震とは全く異なるものという判断です。こうした発表を行った根拠は、下記のスライドで説明しているように気象庁は南海トラフ地震発生の可能性が高まった際に「南海トラフ地震臨時情報」を発表することになっているからです。今回は基準であるM6.8を下回る規模であったため、気象庁は検討を行うに至りませんでした。

いま発生が危惧される南海トラフ地震について、このような体制が敷かれていることは、防災担当者としては押さえておきたいところです。下記のスライド含めて、「しっかりと理解する南海トラフ地震」というお役立ち資料無料でダウンロードできるようにしてありますので、是非ご活用ください。

以下に、弊社スペクティがSNSで確認した現地の状況を地図とともに共有させていただきます。今回の地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


❶愛媛県内子町で塀がずれてしまっている様子

❷宇和島市津島町の店舗の中の様子

❸八幡浜市の国道197号では土砂崩れが発生しているもよう

❹宇和島市中央町、壁に亀裂が入ったり、店舗看板が落ちている様子

❺西予市宇和町のスポーツショップの店内の様子

❻高知県宿毛市では街灯が倒れてしまっている

2024年4月18日 10:27現在

(根来 諭)
April 18, 2024


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