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【速報】SNSに見る、3連休を襲った台風14号の被害

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2022年9月17日から始まる3連休、大型で非常に強い台風が日本列島を襲いました。現時点（9月20日0時）で台風は福井県の近くの日本海上を東北東に進んでおり、朝には再上陸する見込み。引き続きの警戒が必要です。

この台風14号は、9月17日には台風の中心気圧が910ヘクトパスカルという記録的な勢力に発達し、気象庁は、予報課長が「これまで私が気象庁で働き始めてから見たことがない」という表現で最大限の警戒を呼びかける事態となりました。その後、やや勢力を弱め、18日午後7時ごろに鹿児島市付近に上陸した際の中心気圧は935ヘクトパスカル（速報値）。これは1951年の統計開始以降、4番目に低い数値となります。

（出典：気象庁ホームページ」）

これにより各地では暴風や線状降水帯に伴う長時間の降雨などより広範囲で被害が生じ、交通機関の運休や大規模な停電など、市民の生活に大きな支障が出ました。暴風については、鹿児島県屋久島町で50・9メートル、大分県佐伯市で50・4メートル、佐賀県唐津市で44・1メートル、熊本空港で38.1メートルの最大瞬間風速を観測。各地で観測史上1位を更新しました。

今回、なぜこのように台風の勢力が強まったのでしょうか。そもそも台風は、海水温が26～27度の海域で水蒸気が上昇気流に乗って上空に集まり、多数の積乱雲となることで発生します。今回の台風14号は、その進路上の海面温度が非常に高く、さらに勢力を強める材料となる水蒸気が豊富だったことがその要因です。日別の海面水温がわかる気象庁のホームページで9月17日における日本近海の海水温を見てみましょう。台風14号が進んだ日本列島南東の海域は、30度近い海水温を示すピンク色が大勢になっていたことがよくわかります。

（出典：気象庁ホームページ」）

本レポートでは、この3連休にSNSに投稿された台風14号の被害に関する動画像をご紹介したいと思います。まだ最大限の警戒が必要であることを呼びかけるとともに、被害に合われた方々にお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧を祈念いたします。


宮崎県で建物の壁面がはがれる



熊本県で発生した倒木



宮崎県で桜の木が倒れている様子



鹿児島県・屋久島での住宅被害



大分県・緒方川が増水している様子



宮古空港では風が強すぎて航空機の扉を閉めるのに苦労



宮崎県・日向市で倒木が国道をふさぐ



鹿児島県・桐原の滝の水量が猛烈に増加



東京でアンダーパスが冠水し、通行するのに危険な状態に



東京メトロ東西線は線路が冠水し運休に



山梨県・国道20号線が倒木で通行止め



鹿児島県のビル建設現場ではクレーンが折れてしまう事故が発生



東京駅でひどい雨漏りが発生し、地下にもかかわらず傘が必要に



宮崎県で川の水が溢れ出す様子



大分県・由布市の坂道が川のようになっている



静岡県では竜巻も発生



高知県・四万十市では倉庫の建屋に被害



佐賀県では建物の一部が飛来



同じく佐賀県で大きな看板が倒壊



山口県の観光地・錦帯橋の周辺でも増水



広島県で国道186号が崩落



鹿児島県・種子島で役場のブロック塀が倒壊



大分県における倒木や家屋の損壊被害



熊本県・県道25号における土砂崩れ



山口県・岩国市で軽トラックが水没している様子



大分県では倒木により電線に被害が



兵庫県における高潮被害



兵庫県・諸塚村では広範囲に深刻な被害が



佐賀県でレストランの外壁が剥がれ落ちる



宮崎県・栂尾地区で道路が崩落


(根来 諭)
September 20, 2022


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