【速報】SNSに見る、石川・富山県の記録的大雨の被害

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このたびの記録的な大雨により被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

2026年8月27日、多くの人がまだ眠っている深夜から未明にかけて、石川県・富山県を中心に記録的な大雨となりました。気象庁は27日6時20分、石川県・富山県にレベル5「大雨特別警報」を発表しています。就寝中に雨のピークを迎えたことは、被害の広がり方や、住民の気づき方にも影響したとみられます。

アメダス羽咋(石川県)では6時30分までの1時間に82.0ミリを観測し、8時30分までの12時間降水量は316.0ミリに達しました。いずれも観測史上最大を記録しています。富山県氷見市でも12時間で317.0ミリを観測したほか、石川県小松市では9時までの1時間に66.5ミリを観測し、過去最多の雨量を観測しました。

今回の大雨では、石川県・富山県にまたがる河川で氾濫が相次ぎ、ピーク時点で合わせて19河川(石川県10河川・27日12時時点、富山県9河川・27日14時時点、内水の磯川を除く)の氾濫が両県の公式資料で確認されています。富山県氷見市では宇波川の氾濫で護岸が崩れて住宅街に浸水し、土砂崩れで道路が塞がれたほか、納屋が押しつぶされる被害も出ています。石川県羽咋市では飯山川など複数の河川で氾濫が相次ぎ、川沿いの道路が陥没し電柱が倒れるなどの被害が出たほか、住民30〜40人が孤立し、消防がゴムボートで救助にあたりました。複数地域で孤立状態がしばらく続いたとみられます。

JR西日本は七尾線・氷見線・城端線・高山本線・大糸線の5路線を終日運転見合わせとしました。なお、28日8時までの情報では、負傷者は確認されていません(最新の状況は気象庁・自治体・報道機関の発表をご確認ください)。

Specteeが検知した518件から、この災害を可視化する

スペクティは、SNSに投稿された情報や画像・動画をAIで解析し、位置情報を特定して収集しています。今回の大雨についても、27日0時18分から28日8時までに、石川県・富山県に関する518件の情報を検知・配信しました。以下は、その実データにもとづく分析です(速報のため、数値は今後変わる可能性があります)。

面的・同時多発型の水害 — 1本の川ではなく、6つの川がほぼ同時に

今回の水害の最大の特徴は、1本の大河川が決壊したのではなく、羽咋市・氷見市という狭いエリアで、複数の中小河川がほぼ同時に危険な状態になったことです。Specteeが検知した被害情報も、この2市に強く集中しています。

61%
浸水・冠水132件のうち
氷見市・羽咋市で80件
19河川
ピーク時に氾濫
(石川10・富山9、内水除く)
6河川が、同時多発的に危険水位へ

氷見市・羽咋市を流れる6つの河川について、水位が上昇していった様子を時系列で並べました。1本の大河川ではなく、複数の中小河川がほぼ同時に危険な状態になったことが分かります。

避難判断水位氾濫危険水位氾濫危険水位に到達/越水を確認

氷見市では上庄川・阿尾川・宇波川の3河川、羽咋市では飯山川が、27日未明から明け方にかけてわずか数時間のうちに次々と氾濫・越水しました。氷見では12時間で317.0ミリ、羽咋市では1時間で82.0ミリを観測し、いずれも観測史上最大を記録しました。1本の大河川が決壊したのではなく、狭いエリアに面的に降った猛烈な雨によって、複数の中小河川がほぼ同時に耐えられなくなったことが、被害の急拡大につながりました。

データについて:河川の水位情報・避難情報はSpecteeが配信した国土交通省・自治体の情報にもとづきます。飯山川の越水確認時刻はNHK報道によります。降水量は気象庁アメダス実況(tenki.jp掲載)によります。河川の氾濫数(ピーク時点で石川10河川・富山9河川、内水の磯川を除く)は、石川県・富山県の公式発表資料(災害対策本部会議資料等)によります(石川県公表資料富山県公表資料)。

この「面的な広がり」は、被害カテゴリ別の地図で見ても確認できます。

被害はどこに集中したのか

Specteeが検知した518件の投稿のうち被害情報328件をカテゴリ別に分けました。タブを切り替えると、それぞれの被害がどこに集中したかが分かります。ピンをクリックすると詳細と投稿が表示されます。

地図のピンをクリックしてください

データについて:Specteeが2026年8月27日0時18分から28日8時までに配信した情報のうち、石川県・富山県のSNS投稿にもとづく被害情報を集計しました。気象庁の警報や避難情報などの自動発表・公式発表の転載は除いています。

見えない被害を”可視化”する

今回のように、狭いエリアで複数の中小河川がほぼ同時に危険な状態になる水害は、1本の大河川の決壊とは異なり、被害の全体像をつかむこと自体が難しくなります。現地に人を送って確認できるようになるまでには時間がかかり、そうした状況で判断の材料になるのは、現地の人が発信した情報です。

スペクティは、SNSに投稿された情報をAIで解析し、位置を特定して地図上に可視化することで、災害の全体像をリアルタイムに把握できる環境を提供しています。あわせて、中小河川の水位予測についても取り組んでおり、氾濫の兆候をより早く捉えられる仕組みづくりを進めています。避難の判断、救助や物資の輸送、従業員の安全確保、拠点や物流への影響の把握。それぞれの立場で必要な判断を、少しでも早く行うための材料になればと考えています。

気象庁によりますと、前線や湿った空気などの影響で西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、各地に発達した雨雲が流れ込んでいます。すでに大雨となっている地域では少ない雨量でも災害の危険度が高まるおそれがあります。今後の気象情報・避難情報に十分ご注意ください。

被災された地域の一日も早い復旧をお祈りいたします。

マーケティングチーム
August 28, 2026


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スペクティが提供するAI防災危機管理情報サービス『Spectee Pro』https://spectee.co.jp/service/spectee/)は、多くの官公庁・自治体、民間企業、報道機関で活用されており、抜群の速報性・正確性・網羅性で、危機発生時の被害状況などをどこよりも速く、正確に把握することが可能です。

また、『Spectee SCR』https://spectee.co.jp/service/specteescr/)はサプライチェーンに影響を与える危機を瞬時に可視化し、SNS・気象データ・地政学リスク情報など様々な情報をもとに、インシデント発生による危機をリアルタイムで覚知し、生産への影響や納期の遅れ等を迅速に把握することができます。

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